<クラスより> 2024年8月

いっぱい話せば、いっぱい分かる
「私、“コアの子”なので、長文が全然問題なく読めるんです」と言ってくれた高校生の生徒さんがいました。これは、「知らない単語や文法も時にはあるが、長文の読み方を習得できていて自分で読める」ということだと思います。子育てと同じで、教室では、小・中・高と学年が上がるにつれて学習内容は増えますが、反比例して教師が生徒さんに手をかけることは減っていきます。学習に対して自立していけるのが理想です。
文の意味だけ理解するならAIに聞けば分かることですが、それは学習するということとは別物です。自分で学ぶためにできる一つの事は、「アウトプット」(学習内容を自分で発表したり他の人に説明したりする)です。そのためここ数年、元住吉校ではクラスの少人数化を進めており、一人一人の生徒さんの考えを出来るだけ多く聞く時間を取るよう努めています。作文、暗唱などのアウトプットの強化は、共通テストや近年の長文中心の高校・大学入試にも役立っています。
大量に覚え、大量に忘れる学習方法はとうに終わっています。大量の知識学習は脳のメモリを狭めてしまい、本来若い生徒さんの持つ、柔軟な心の働きを奪ってしまうことがあると感じます。公立中学校の英語学習の週の時間数は増えているのに、以前よりも生徒さんの教科書の理解度が落ちていて、一からやりなおすような状況が増えています。
忙しい方ほど、英語が苦手な方ほど、是非一度、コアの授業を体験してみて頂けたらと思います。

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