クラスだより 2019年4月

名残の桜も散り、萌え木が目に美しい頃となりました。
四月から高校生になったHさんは、麗しいセーラー服姿でレッスンに現れました。テキストも高校バージョンへと衣替え。コアの教材とチャート式の新々総合英語を軸に、大学受験を見据えた実力を培っていきたいと思っています。

新中2の生徒さんたちは、それぞれ英検の3級、4級を取得した一年でした。語順訳の暗記にかかる時間が非常に短くなり、総合的な力がぐっと増してきているのを感じます。文法も、これまで生き生きした物語文の中で折に触れて学んできているので、新しい事項に入るとすぐに訳文や英作文を着実にこなしていきます。文法のカテゴリーとして学ぶ前に、物語を通して馴染みになっておくということが支えになっているのを実感します。

新5年生のYちゃんは、小1から物語の語順訳をたっぷり経験してきた成果が、ここのところ如実に表れてきています。フォニックスとの相乗効果で、知らない単語でも読める場合が多く、テキストを初見から積極的に自ら読もうとする意欲も見られます。春休みから前倒ししていよいよ文法のレッスンもスタートしましたが、SVOやSVCといった英作も、自然と口をついて出てきます。物語の訳、暗記、劇という一連の流れで身体に通した英語が文法と繋がる瞬間のYちゃんの笑顔に、私も大きな喜びを感じています。物語の理解度もかなり高くなってきました。

新小3のR君は、物語の音読が格段に上手くなりました。英語のリズムやイントネーションなど、低学年ならではの呑み込みのよさを感じています。英語を楽しく学ぶという気持ちのまま、さらに学びを深めていけたらと願っています。

それぞれの年齢に応じた伸びしろや伸び盛りには、日々驚きがあります。この一年も、生徒さんたちの発見的な学びをどう支え、導いていくかということを大切にしていきたいと思っています。