クラス便り 2014年12月

私の弟はマレーシアの女性と結婚していて、首都のクアラルンプールというところで暮らしています。先週、家族を連れて帰国し、我が家に一週間ほど滞在していました。
マレーシアという国は日本と違い、多民族国家です。弟の妻は、英語はもちろん、マレー語、広東語、北京語、を難なく操るマルチリンガルです。話す相手によって、即座に言語を切り替えます。話を聞くと、特に勉強や特訓を受けたわけでもなく、幼いころから親に話す言葉、学校で学ぶ言葉、友達と話す言葉がそれぞれそうだった、と言っていました。
やはり、言語は聞いて学ぶものなのだろうなと思います。
さて、そういうわけで忙しい週でしたが、せっかくの機会なので、小学生のクラスで特別授業を行いました。英会話教材「Let’s talk」のテキストから、自己紹介をしたり、年齢や音楽の好みを尋ねたりしました。
彼女が一つ、教えてくれたフレーズを紹介します。
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「She sells seashells on the seashore.」
Sが重なってなかなか発音が難しい早口言葉です。『このフレーズを正確に発音できるように、たくさん口を動かしなさい。そうすれば、もっとうまく発音できるようになるよ。』と教えてくれました。
『よーし!これから毎回練習して、今度また会った時に「上手になったね」と褒めてもらえるといいね』と生徒と話しました。
生徒たちの通う小学校では、外国語授業にカナダ人の先生も来るし、私の頃とは違って、ネイティブに触れる機会があるので、新鮮味があるかしら?と思っていたのですが、いつも学校で二十数人対一人で関わっているのに対して、今回は三人対一人でしたので距離感が全く違い、彼女とのコミュニケーションがとても楽しかったようです。
今回の特別授業が、今後の学習へのモチベーションにつながると嬉しいです。
次回は、みんなの感想を載せたいと思います。

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